子を育てる

大学受験を控えた一人娘に対して、父としてやれることはないか?

 

「相手を変える習慣力」には、

「相手を変えることができるようになるための最も大事なことは、スキルではなく、心の底からの承認感を持つこと」、と書いてあった。そして、

「あなたが自分自身を承認している度合い、これこそがあなたが他の人たちを承認できる度合いに等しい」とも書いてある。

 

私の自己肯定感は、正直低い。

いつも、もっともっとと何かに追い立てられながら生きてきた。

大学時代に全然勉強してこなかった経験を反省し、

社会人になってからは、自己啓発の本を読み漁り、自分を磨き続けてきたものの、

全然身に付いていないと自己嫌悪の日々。

 

挙句の果てには、職場でのパワハラにあい、心に深手を負った自分。

そんな自分が自己肯定感を上げることが出来るのか?

 

「自己肯定感の教科書」や「繊細さん」を読み、自分の行動を少しずつ変えていこうとしているが、

パワハラで受けた心のキズは想像以上に深く、

職場を異動して3年以上経過するが、眠れない日々が未だにある

 

当然、娘を勇気づけようと話しかけるものの、会話も盛り上がらない・・

 

そんな中、「ハーバードの人生を変える授業」を読み返してみた

”子を育てる”という項目があった

 

「子どもにはできれば不愉快な経験を避けて通ってほしいと親が願うのは美しいことですし、その願いは子どもに対する愛情と気配りから生じたものです。」

 

「それは困難から子どもたちを守ることは、短期間であれば子どもたちの人生をより快適にできても、結果的には、自信や、失敗から回復する力、人生の意義を知ること、そして対人関係に関する大切なスキルを身につける機会を、子どもたちから奪っているかもしれないということです。

健全な発達と成長のためには、子どもたち自らが失敗に対処し、困難な時期を切り抜け、つらい感情を経験することが必要なのです。」

 

つらい状況に落ちっている娘を、温かい目で見守ってあげるのも親の役目なんだと、

少しほっとした。

娘の気持ちを和らげる気の利いた言葉一つかけられない父親だけど、

愛情だけは降り注ぎ続けたい